《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

10月13日(日)、東京・両国国技館でONE Championship 100回記念大会がダブルヘッダーで開催された。午後に行われた『ONE: CENTURY 世紀 PARTⅡ』のメインエベントは、アウンラ・ンサン (ミャンマー)VSブランドン・ ベラ (フィリピン)のONE世界ライトヘビー級タイトルマッチ。

《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

アウンラ・ンサンの応援に駆けつけたミャンマーの方々

ONE世界ライトヘビー級王者でミドル級王者でもあるアウンラは、今やミャンマーの国民的スーパースター。国技館前には、開場前から国旗を手にしたミャンマー人の姿が大勢見られた。

《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

ミャンマーの国旗がいたるところで

日本において、これほどのミャンマー人と遭遇する機会はあり得ないと思えるほど。ブランドンを応援するフィリピン人も観客にいたが、数と応援の熱量で上回っていた。

《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

ONE世界ライトヘビー級王者のアウンラ・ンサン

1R序盤、ペースを握ったのはアウンラ。ローキックとジャブで前に出て、ブランドンをケージに押し込む。ブランドンは単発だが、重量感がある左ミドルキックで対抗。アウンランの左ミドルを掴んだブランドンにチャンスが訪れた。ケージにアウンランを押し込み、ヒザ蹴りとエルボーで追い込んでいく。ラッシュを凌いだアウンランは再びブランドンにプレッシャーをかけていく。右のロングストレートから追い打ちをかけるような左フックが時おり決まった。

《ONE》ミャンマーの英雄、アウンラ・ンサンがタイトル防衛

ブランドンの重そうな左ミドルが何発か入った

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パンチではアウンラに分があった

2Rに入っても同じ展開が続く。アウンラは効果的なローとフックでペースを握る。アウンラのパンチは雑だが多彩。アッパーやボディストーレートを織り交ぜ、回転エルボーも披露。ブランドンも組みついてからのヒザを繰り出して挽回を試みるが、スタミナ切れ。アウンラの右フックでよろけたところで万事休す。アウンラはケージに押し込み、倒れたブランドンの顔面にヒザと左パンチを連発してレフェリーストップ。アウンラが、大会ラストマッチを見事に締めくくった。

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互いに回転エルボーを披露して会場を沸かせた

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もはやONEの顔といえるアウンラ

取材・文 シン上田

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