≪RIZIN≫扇久保が朝倉海を圧勝!!バンタム級GP決勝戦で番狂わせが起こった
2021年大晦日、さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.33』のメインエベントで行われたJAPAN GP2021バンタム級トーナメント決勝戦。勝ち上がってきたのは朝倉海と扇久保博正。両者は約1年半前に『RIZIN.23』で対戦して、そのときは朝倉がKOで勝利をものにした。
今回も誰もが朝倉の勝利を確信していたはずだが、試合展開は意外な方向に。
1ラウンドから積極的に前に出る扇久保。朝倉のカーフに狙いを定めてローキックを連打で追い込む。朝倉は手数が少なく、動きせ制裁を欠いた。
2ラウンドと3ラウンドも、扇久保が試合のペースを握っていた。積極的な打撃に加え、タックルでテイクダウンも奪って見せた。普段よりもパンチの手数が少なく、扇久保にペースを握られたままの朝倉。結果は3-0で扇久保の勝利となった。
試合後のインタビューで朝倉は「悔しいの一言に尽きます。応援してくれた人たちとの約束が守れなくて申し訳ない」と表情を落とした。手数が少なかったことを聞かれると「準決勝で右の拳を痛めた」とのこと。痛み止めの注射を打って決勝に挑んだものの、バンチという武器を失って勝てる相手ではない。「試合運びも上手かった。研究されていた」と扇久保を評価。準決勝で今回のトーナメントの本命といわれた井上直樹を破った勢いを止めることはできなかった。
扇久保の作戦はやはりカーフキック。
「昨年の大晦日の朝倉選手と堀口選手のを観て、カーフは入ると思いました」との言葉通り、ローキックを浴びせたことで朝倉は何もできなくなった。
準決勝・決勝共に判定勝利ではあったが内容は圧勝。2022年のバンタム級の主役にいっきに躍り出た。
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